７月８日に本学FDリーダー（※１）を対象とした平成２７年度第１回FDリーダー研修会を開催しました。本研修会は、FDリーダーが授業カタログ作成支援を行う際の知識・スキル等を身につけることを目的に行いました。授業カタログとは、パイロット科目（※２）の担当教員が、優れたアクティブ・ラーニング（AL）の取り組みを授業の実践記録として収録したもので、学内で共有することにより、各教員がALに関する優れた取り組みを参考にし、今後の授業計画・運営に役立てていくことを目的としています。FDリーダーは、この授業カタログを担当教員が作成するうえでの支援にあたります。

研修会では、はじめに講師の杉森公一大学教育開発・支援センター准教授が、授業カタログ及びALに関する講演を行った後、平成２６年度パイロット科目の授業カタログを題材として、ワークショップ形式でよい授業カタログの書き方についてグループ・ディスカッションを行い、ALの取り組みについての具体的な記述や、ALの難しさや課題についての教員の振り返りなどについて、意見が交わされました。

FDリーダーは、本研修会で共有した授業カタログ作成支援に関わる知識やスキルを元に、各学類の平成２６年度授業カタログを作成した教員に対してアドバイス等を含めた支援を行います。FDリーダーの支援を受け改訂された授業カタログは、７月末に学内教員を対象に公開される予定です。

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（※１）FDリーダーとは、アクティブ･ラーニングを取り入れた教員の教育方法と学生の学修方法の開発・普及にあたって、学類の中心的かつ指導的な役割を務める教員です。人間社会学域と理工学域のすべての学類に２名ずつのFDリーダーがいます。（金沢大学「FDリーダー制度の創設に関する申し合わせ」）

（※２）「パイロット科目」とは、先導的なアクティブ・ラーニングの取り組みを実施している授業科目です。平成２６年度は人間社会学域と理工学域の各学類で１科目ずつ、平成２７年度前期は、３科目ずつ選定されています。